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Google PlayからYouTube Musicへの移行、気になる点をGoogleに聞いてみた

年内終了の「Google Play Music」から「YouTube Music」への移行で気になる点をGoogleの中の人に質問しました。月額780円の人はどうなるの? 無料の人が使える機能は?など。

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 この連載「Googleさん」でも何度か取り上げてきた「Google Play Music」から「YouTube Music」への移行が、いよいよ現実になりそうです。Googleが5月12日、移行ツールを発表し、年内にGoogle Play Musicを終了すると明言しました。

 さっき(5月17日の朝8時)移行ツールを開いてみたら、まだ「もうしばらくお待ちください」でしたが、ロールアウト中なので人によってはもう移行できるかもしれません。

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まだ移行ツールは使えない

 なにしろ中には10万曲をGoogle Play Musicにアップロードしているユーザーもいて、それだけでもデータ量が相当になりそう。1度にみんなが移行しようとしたらさすがのGoogleでもサーバが大変なことになるので、ロールアウトには時間をかけそうです。

 Google Play Musicは2013年開始のGoogleの音楽サービス。YouTube MusicはGoogle傘下のYouTubeが2015年に立ち上げた音楽サービスです(このあたりの変遷についてはこちらのコラムをどうぞ)。

 google Play
久しぶりに開いたGoogle Play Musicのホーム画面

 1つの会社に同じようなサービスが2つあってもな、ということで2018年ごろから統合する動きはありましたが、Google Play Musicのウリである音楽ロッカー機能(自分のCDやオンラインで購入したコンテンツをGoogleのサーバにアップロードしておく機能)がYouTube Musicにもできて、かつ、苦労してGoogle Play Musicにアップロードしたコンテンツを簡単に転送できるようになるまではユーザーが移行してくれないだろうことはGoogleさんもよく分かっていました。

 で、YouTube Musicにロッカー機能が3月に追加され、転送機能が5月に発表されたわけです。

 転送できるようになったユーザーにはメールやアプリのポップアップ通知で連絡がきます。転送操作自体はとても簡単そうです。移行方法と移行できるデータについては別記事にまとめたのでそちらをご参照ください。

 steps
移行の手順

 その記事に対する反応で、多かった疑問をまとめてGoogle日本法人の中の人にきいてみました。教えてもらったことをここで紹介します(お返事がもらえたものから追加していく予定です)。

Google Play Musicに早期登録して月額780円の人のサブスク料はどうなる?

 サブスクリプション料金は、すべてそのまま。つまり、780円だった人は、そのまま780円でYouTube Music Premiumを使えます。980円→980円、480円(学割)→480円、1480円(ファミリープラン)→1480円です。(すべてAndroidの場合。)非サブスクユーザー(=無料ユーザー)もそのまま無料で、自分の好みやアップロードした音楽を転送して無料で使えます。

自分でアップロードしたコンテンツをダウンロードできない?

 一時的な保存であれば、有料でも無料でもアップロードした曲をオフライン再生のためにダウンロードすることは、できます。

 offline
オフライン再生のためのダウンロードボタン

【追記】自分の曲でもダウンロードして保存することはできない!

 例えばリッピングしたCDは場所を取るから全部処分しちゃって、HDDとかにも保存してないよ、という場合(知り合いにそういう人がいます)に、手元のHDDにダウンロードできるかどうか、確認できました。

 残念ながらできないそうです。Google Play Musicではできるので、CDを処分しちゃった人は、容量の大きいHDDなどを用意して、今のうちにダウンロードしておいた方がいいかもしれません。

Google Playストアで買った音楽はどうなる?

 もちろん、転送されます。

 今後もGoogle Payストアで音楽販売を続けます。

無料版の人からの質問

  • オフライン再生できない?→できませんが、自分でアップロードしたコンテンツはできます
  • バックグラウンド再生できない?→できませんが、自分でアップロードしたコンテンツはできます
  • アップロードしたコンテンツの再生中も広告が入るの?→入りません

 ちなみに、オフライン再生というのは、あらかじめWi-Fi環境でスマートフォンなどにプレイリストやアルバムをダウンロードしておいて、外出中にパケット通信を気にせずに再生する機能です。バックグラウンド再生は、スマートフォンでYouTube Musicのアプリから他の画面に移動しても音楽再生を続ける機能です。

 無料版の人にとってのお得情報は、Google Play Musicではアップロードできる曲が5万曲までだったのが、10万曲になることです。

Google Play Musicで320kbpsで保存した曲の品質は劣化しない?

 転送はそのまま行われるので劣化しないようです。

 ただし、再生品質のビットレートは最高の「高音質」で256kbps AACです。

 YouTube Musicの音質は「低音質」(48kbps AAC)、「標準」(128kbps AAC)と「高音質」(256kbps AAC)の3種類から選べます(オフラインのためのダウンロードでも)。初期設定は「標準」です。

アップロードした曲とYouTube Music上の曲がダブったらマージされちゃう?

 これはAppleのiTunes Muchで起きた悲劇で、ライブ盤の曲をアップしたらオンライン上のスタジオ版になっちゃった、という話です。

 YouTube Musicの場合はネットワーク上の音楽とアップロードした音楽は別々に管理しているので、そういうことは起きません。

 upload
YouTube Musicでは自分でアップロードしたものは別タブに分けられている

【追記】DRM保護形式M4Pはアップロードできない?

 できません。

【追記】Google Play Musicは4時間以上の曲はアップロードできなかったがYouTube Musicは?

YouTube Musicでは、アップロードできるファイルサイズ上限は300MBです。時間に関する制限はありません。(というお返事でした。逆にサイズが300MB以上であれば4時間以下の曲もアップロードできないということかと。)

【追記】AppleのiTunesとの連携は継続する?

 YouTube Musicでは、Apple iTunesとは連携していません。



 この他、iTunesとの連携はできるのかや4時間以上の曲もアップロードできるのかなどの回答待ちです。お返事があったらこのコラムに追加していく予定です。上記の【追記】でQ&Aはすべてです。

 なお、そもそもYouTube Musicの無料版と有料版でできることの違いを知りたいという方はヘルプページをご覧ください(一覧表にはなっていないのでちょっと面倒ですが)。

 私はGoogle Play Musicの有料ユーザーで、既にYouTube Music Premiumを使っています。気をつけているのは、同じアカウントでYouTubeの動画を再生すると、それが音楽にも反映されてしまうところ。好きではないけど話題だから見たいミュージックビデオをうっかりYouTubeで見ると、それがYouTube Musicにも反映されてしまいます(サイコパス色相が濁る、と勝手に言ってます)。

 だから、今はYouTubeとYouTube Musicを別アカウントで使っています。別アカウントで月額1180円のYouTube Premiumに入るのもなんだかつらいので、YouTubeは無料版で広告表示のままという状態。YouTubeのアクティビティをYouTube Musicに反映しないようにする設定が付いたら、メインアカウントをYouTube Music PremiumからYouTube Premiumにアップグレードするつもりです。

 泣いても笑っても、Google Play Musicは終わってしまいます。ロッカー機能を使っていなかった人はSpotifyに移るという選択肢もあると思います。私は今でもCDを結構買うので、このままYouTube Musicを使いますが。

【訂正:2020年5月18日午後2時30分 YouTube Premiumのサブスクリプション料金が誤っていました。お詫びして訂正します。】

【更新履歴:2020年5月25日午後2時30分 お返事待ちだった質問部分を更新しました。】

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