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AIが肺のCT画像から異常を検出、新型コロナ解析の一助に 臨床研究用ソフト登場
独Siemens Healthineersは5月18日、CT画像を活用した新型コロナウイルス感染症の解析をAIでサポートするソフトウェアの開発を発表した。臨床研究向けに開発されたプロトタイプで、国内ではシーメンスヘルスケアが医療機関との共同研究を進めていく。
独Siemens Healthineersは5月18日(日本時間)、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、AIで肺のCT画像解析を支援するソフトウェアを開発したと発表した。臨床研究向けのプロトタイプで、世界中の医療施設へのライセンス提供を始めたという。
肺炎の画像解析に特化したソフトウェアで、開発にはディープラーニング技術を用いた。CT画像から、「すりガラス陰影」や「浸潤影」といった肺炎に共通して現れる異常パターンを自動的に検出し、重症度を数値化するとしている。
同社は1990年代から医療関連のAI技術を開発しており、機械学習では600件以上、ディープラーニングでは125件の特許を取得しているという。今回のソフトウェア提供については、「新型コロナウイルス拡大抑制の一助として有効活用されるよう医療現場を支援していきたい」としている。
日本国内では、シーメンスヘルスケア(東京都品川区)がこのソフトウェアを活用して、医療機関との共同研究を進めていく。
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