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ソフトバンク、AI清掃ロボットと“清潔度”診断サービスを無償提供 医療や小売店などの生活インフラ支援で
ソフトバンクロボティクスは、AI清掃ロボット「Whiz」と、「施設清潔度診断サービス」を無償で提供すると発表した。清掃員や緊急事態宣言発令後も営業している施設での清掃を支援する。
ソフトバンクロボティクスは4月15日、AIを搭載した清掃ロボット「Whiz」と、施設の清掃具合を科学的に分析する「施設清潔度診断サービス」を無償で提供すると発表した。新型コロナウイルスの感染が拡大する中、営業を続ける施設の清掃業務を支援する。
Whizは、カーペットなどの床を清掃するロボット。自動運転技術「BrainOS」を搭載し、障害物を回避しながら自律走行できる。施設清潔度診断サービスでは、床の清掃具合や空気の清浄度を分析。経験に頼らず科学的に数値化することで、掃除するべき場所を把握できるという。2つを組み合わせて清掃計画を立てることで、清掃員の負担を減らせるとしている。
提供対象は、生活インフラとされる医療施設、介護施設、官公庁、金融機関、小売店、公共交通機関、工場、物流など。提供期間は4月15日から6月30日まで。
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