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マスクしたまま使える高速検温システム、AIの顔認証による勤怠管理も
LM TOKYO(東京都渋谷区)は、顔認証技術を活用した高速体温測定システム「AI 検温モニタ KAOIRO-カオイロ-」を発売した。人が集まる場所でも非接触で体温測定できるため、新型コロナウイルスの感染拡大防止に役立つとしている。
LED事業を行うLM TOKYO(東京都渋谷区)は5月25日、顔認証機能を備える体温測定システム「AI 検温モニタ KAOIRO-カオイロ-」を発売した。利用者はマスクを着用していても、カメラの前に立つだけで瞬時に体温測定や顔認証ができるという。新型コロナウイルス対策として、学校やオフィスビル、商業施設、飲食店などでの活用を見込む。
同システムは、8インチの液晶ディスプレイとワイドダイナミックレンジ機能を備える産業用カメラ、夜間赤外線LEDランプなどで構成。高体温の人を検知した場合は、デバイスから音声やブザーで警告する。AIを使った顔認証技術を備え、企業が保有するIDカードや指紋認証システムなどと連携することで、入退室や勤怠管理なども行えるという。
計測したデータは自動的にシステム上で保存しており、後から感染が発覚した利用者がいた場合、施設を利用した日時などを確認できるとしている。
価格は1台当たり月額2万円(税別)。購入する場合は25万円(税別)かかる。
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