ニュース
メルカリ、自動車SNS「CARTUNE」運営企業をイードに売却 「当初の事業計画と乖離」
メルカリが、自動車ファン向けSNS「CARTUNE」を運営する子会社マイケルを、自動車ニュースメディア「レスポンス」などを運営するイードに売却すると発表した。譲渡価額は約8600万円。「当初の事業計画から乖離(かいり)があったため」と説明している。
メルカリは5月26日、自動車ファン向けSNS「CARTUNE」を運営する子会社マイケルの全株式を、自動車ニュースメディア「レスポンス」などを運営するイードに約8600万円で売却すると発表した。理由は「当初の事業計画から乖離(かいり)が生じたため」。株式譲渡は6月30日に行う予定。
メルカリは2018年11月にマイケルを約15億円で完全子会社化。CARTUNEのユーザー基盤や運営ノウハウを生かし、フリマアプリ「メルカリ」での自動車部品などの流通量増加を見込んでいた。
しかし、想定通りの効果は得られなかったとみられ、メルカリは「CARTUNEが持つアセットを活用した事業モデルを検討した結果、自社の市場とは切り離した事業で収益を上げるべきと判断した」と説明している。
関連記事
- メルカリ、潜在顧客の“掘り起こし”に勝機 「既存のアクティブユーザーの倍はいる」
「メルカリを『使ってみたい』という人は、既存のアクティブユーザーの倍はいる」――メルカリの長澤啓CFO(最高財務責任者)はそう話す。出品カテゴリーを強化し、潜在顧客層を掘り起こす。 - N高とメルカリがコラボ授業 テーマは「20年後の価値交換」 優秀な生徒はメルカリ役員にプレゼンも
メルカリとN高が「20年後の価値交換の在り方」をテーマにしたコラボ授業を共同で行う。授業名は「Project 2040 - 20年後の価値交換を考える」。最終プレゼンに選ばれた生徒らには、メルカリ役員にプレゼンする機会が与えられる。 - メルカリ、3Q累計で赤字222億円 今後は広告宣伝費削減へ
メルカリの2020年6月期第3四半期累計の連結決算は、売上高が533億5000万円、営業損益が202億9200万円の赤字、最終損益が222億1200万円の赤字と、増収減益だった。 - メルカリ、「配布の布マスク」出品禁止を呼び掛け 厚労省の全戸配布開始で
メルカリは4月14日、厚生労働省が12日の週から国内の全戸へ順次配布する予定の布マスクを、フリマアプリ「メルカリ」に出品しないように呼び掛けた。 - ファミマがメルペイ導入 メルカリでのFamiPay決済も可能に
ファミマが「メルペイ」に対応。3月31日から全国の約1万6600店舗に導入する。6月下旬をめどに、「FamiPay」を「メルカリ」でも利用できるようにする。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.