日本レコード協会、音楽ストリーミングでもヒット曲を認定 1億再生でプラチナに 4月はKing Gnuなど
音楽ストリーミングサービスで再生された回数に応じてヒット曲を毎月認定する。
日本レコード協会は5月27日、音楽ストリーミングサービスで再生された回数に応じてヒット曲を毎月認定する「ストリーミング認定」の公表を始めると発表した。CDパッケージの販売数による「ゴールドディスク認定」、楽曲有料配信のダウンロード数による「ダウンロード認定」に続く、新たな顕彰という位置付け。
配信開始日からの再生が一定数を超えた作品をランク付けして認定する。認定ランクは3000万回再生がシルバー、5000万回再生はゴールド、1億回再生でプラチナ、5億回再生はダイヤモンド。
リサーチ会社ジーエフケー・インサイト・ジャパン(東京都中野区)の提供データから累計ストリーミング再生数を算出。認定月の翌月下旬に認定作品を公表するという。
4月末時点での集計対象ストリーミングサービスは、「Amazon Music Unlimited」「Apple Music」「AWA」「dミュージック」「Google Play Music」「HMVmusic powered by KKBOX」「KKBOX」「LINE MUSIC」「Rakuten Music」「RecMusic」「Spotify」。
2020年4月度はプラチナ8作品、ゴールド25作品、シルバー64作品の計97作品を認定した。プラチナ認定したのは、あいみょん「マリーゴールド」、Official髭男dism「ノーダウト」「Pretender」「宿命」「イエスタデイ」、King Gnu「白日」、菅田将暉「まちがいさがし」、Ed Sheeran「Shape of You」。その他の認定楽曲は同協会のWebサイトで確認できる。
同協会は「音楽ストリーミング市場拡大に鑑み、業界としてのヒットの指標を示し、さらなる市場活性化を図りたい」としている。
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