ニュース
首に装着するエアコン、富士通ゼネラルが開発 水冷方式で猛暑日にも
富士通ゼネラルが首に装着するエアコン「コモドギア」を発表。イベント会場のスタッフや警備員、建設業など空調の届かない環境で作業する職種に向けて販売する。
富士通ゼネラルは5月27日、首に装着するウェアラブルエアコン「コモドギア」を発表した。水冷方式のため外気温の影響を受けにくく、猛暑日でも冷却効果を発揮するという。イベント会場のスタッフや警備員、建設業など空調の届かない環境で作業する職種に向け、6月から販売する。
小型のサーモモジュール(ペルチェ素子)を3カ所に組み込んだ冷却部を首に装着し、頸動脈の血液を冷やすウェアラブルタイプのエアコン。熱は冷却水を介してラジエーターを搭載した本体に運ばれ、外部へ放出する仕組みだ。本体は腰などに装着できる。
冷却部は約170g、本体は約840gで、警備服に使われる紺や黒になじみやすいダークグレーを採用した。電源は外付けのリチウムイオン電池。環境によって2時間から4時間使用できる。
通信機能としてNFCとBletooth LE(Low Energy)を内蔵する。今後、専用アプリを開発してスマートフォンなどから操作できるようにする他、暖房への切り替え、血圧や心拍数などをセンシングする機能の追加などを計画している。
関連記事
- 着るエアコン「REON POCKET」買ってみた 家の中で使えば省エネに
ソニーの「REON POCKET」は、背中に装着すると心地いい冷温感が得られる“着るエアコン”。屋外での利用を想定して作られているが、実際に使ってみると宅内でも便利と感じることが多い。 - ソニーの“着るエアコン”「レオンポケット」は即戦力になりそうだ
背中に装着するソニーの冷温パック「REON POCKET」(レオンポケット)は、外出で役立つ「着るエアコン」だ。実際に身に付けて電源を入れると瞬時に肌と触れている場所が冷たくなってくる。 - 「ねぇ、エアコン」で音声操作 アイリスオーヤマの「airwill」に新モデル
アイリス―オーヤマは5月21日、Wi-Fi環境や設定不要で音声操作できるルームエアコンを発表した。独自の音声認識システムを搭載し、設置直後から音声操作が可能。 - ダイキン工業、エアコン連動型の高齢者見守りシステム発売 起床・就寝の状況などアプリに表示、室温の自動調整も
ダイキン工業が、単身高齢者などの見守りシステムを発売した。エアコンの横に設置すると、室内の人の有無や起床・就寝の状況を検知する。室内の状況に応じて自動で冷房などを起動し、室温を調整することも可能。実売想定価格は5万5000円(税別、工事費別)。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.