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NTTデータ、AIで大動脈瘤の画像診断を支援 2万7000人のCT画像を利用
NTTデータが、AI画像診断サービスを大動脈瘤の発見に活用する実証実験を岩手医科大学と共同で行うと発表した。2万7000人の患者のCT画像をAIに学習させ、大動脈瘤の検出能力を検証する。放射線科医による画像診断を補助するAIなどの開発を目指し、6月19日から2023年1月31日まで行う。
NTTデータは5月29日、AIによる画像診断システムを大動脈瘤の発見に活用する実証実験を、岩手医科大学の放射線医学講座と共同で行うと発表した。岩手医科大学附属病院の患者2万7000人のCT画像をAIに学習させ、大動脈瘤を自動で検出する能力を検証する。放射線科医によるCT画像診断を補助するAIの開発などを目指し、6月19日から2023年1月31日まで行う。
放射線科医の人手不足に対応する狙い。4500例の大動脈瘤患者と2万2500例の循環器以外に疾患を抱えた患者のCT画像をNTTデータのAI画像診断エンジンが学習、大動脈瘤の自動検出を目指す。
当初は画像での分析をテストし、2021年度をめどに医師の診察に導入。実務での負担軽減効果を検証するという。将来は、大動脈瘤以外の疾病を検出できるアルゴリズムの開発も計画している。
NTTデータと岩手医大は「大動脈瘤の自動検出や計測に加え、こぶの増大や手術の必要性を提示できるシステムを開発し、診断業務への導入に向けて可能性を探る」としている。
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