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やよい軒、自動でご飯をよそう“おかわりロボ”全店導入 4段階の盛り付けに対応 新型コロナ対策で
やよい軒が、自動でご飯をよそう「ごはんおかわりロボ」を全店舗に順次導入する。一口(50g)〜中盛(200g)まで4段階の量を盛りつけ可能。何度でもおかわりできるシステムと感染症対策の両立を図る。
外食チェーン「やよい軒」などを運営するプレナスは6月8日、自動でご飯をよそう「ごはんおかわりロボ」をやよい軒の全382店舗に順次導入すると発表した。機体に茶碗をセットし、ボタンで量を選択すると、自動でご飯を盛りつける。定食のご飯を何度でもおかわりできるシステムと、新型コロナウイルス感染症対策の両立を図る。
盛り付け可能な量は一口(50g)、小盛(100g)、並盛(150g)、中盛(200g)の4段階。これまで炊飯器を置いていたスペースに設置し、1店舗につき1〜2台の導入を予定する。おかわりできるのは白米のみで「もち麦ごはん」などには非対応。
やよい軒は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、セルフサービスでのご飯のおかわりを中止。従業員に都度注文する形に変更した。だが、この仕組みでは「(客から)おかわりを気軽に頼みにくいという意見が出た」(プレナス広報)といい、対応策として同ロボを導入したとしている。
同チェーンはこの他、客席へのパーテーション設置や店内換気の強化など、さまざまな新型コロナ対策を実施している。
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