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発言量や会話をリアルタイムに可視化するWeb会議システム オンライン授業などで活用を想定
会議参加者の端末ごとに音声を取得し、発言した量やタイミング、ターンテイク(2者間のやりとり)量を定量化して画面上に即時表示する仕組み。
音声分析技術などを手掛けるハイラブル(東京都豊島区)と教育事業のリバネス(同新宿区)は6月8日、発言の量や時間などをリアルタイムに可視化する機能を備えたWeb会議システム「Hylable」を開発したと発表した。
会話分析機能付きの法人向けWeb会議システム。会議参加者の端末ごとに音声を取得し、発言した量やタイミング、ターンテイク(2者間のやりとり)の量を定量化して画面上に即時表示する。参加者自身が自分の状態を見て行動を改善したり、議論の進行役が発言量の少ない人に発言を促したりすることで、効率的な会議進行が期待できるという。
会議の管理者は会議情報を一覧できる。例えば、教育現場でオンラインによる複数組のグループディスカッションを行う場合、教員が各グループの議論の様子を把握するといった用途を想定する。
今後は組織のコミュニケーション改善や、効率的な会議の仕組みの開発に展開していくという。
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