洗濯するたびにユーザー好みに成長する「AI標準モード」搭載の洗濯機、シャープが発売 成長具合を動物に例える機能も
スマートフォンアプリを活用してユーザーの好みを学習し、設定を自動変更する「AI標準コース」搭載の洗濯機をシャープが発売する。
シャープは6月8日、スマートフォンアプリを使ってユーザーの好みを学習し、設定を自動変更する「AI標準コース」搭載の洗濯機を発表した。洗濯するたびにユーザーの好みに近付くという。4機種を6月18日に発売する。
クラウドサービス「COCORO WASH」につながり、専用のスマートフォンアプリで洗剤の量など細かい部分まで設定できる洗濯機。しかし、シャープが従来機の使用状況をクラウドデータから分析したところ、最も使われていたのは手軽な「標準コース」で、全体の65%を占めていたという。
シャープは、手軽さを維持しながらユーザーの好みを反映するため、自動的に変更を加える「AI標準コース」を開発。洗濯の後、アプリがユーザーに仕上がりを訊ね、次の洗濯に結果を反映する仕組みだ。例えば「汚れが気になる」「しっかりすすぎたい」といった項目にチェックが入ると次回から洗濯時間やすすぎ時間を延ばす。これを繰り返すことで「洗うたびにユーザー好みの仕上がりに近付く」としている。
変更したAI標準コースの内容はアプリ画面に時系列で表示できる。また、その成長ぶりを動物に例え、「お使いの洗濯機は働き者のアライグマさんタイプ」などと説明する機能も設けた。アライグマの他、クジャク、ペンギン、ぞう、ハムスター、ラクダ、羊、チーターがある。
AI標準コース搭載の新製品は、タテ型洗濯乾燥機と全自動洗濯機の2タイプ。タテ型は一度に洗える量が異なる3モデルを用意した。価格はオープンプライス。店頭価格は全自動洗濯機「ES-GW11E」の15万円前後(税別)から。
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