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Twitter、青い認証済みバッジのアプリ内申請機能を準備中と認める
Twitterが2017年から停止中の青い認証済みバッジの申請機能を準備中だ。未発表機能ハンターのウォン氏が画像をツイートし、Twitterがこれを認めた。
米Twitterが、現在受付停止中の「青い認証済みバッジ」を申請するアプリ内機能を準備中であることを認めた。未発表新機能ハンターのジェーン・マンチュン・ウォン氏が6月7日にサンプルを添えてツイートし、Twitterは米TecuCrunchに対し、これを認めるコメントを送った。
ウォン氏の画像では、Twitterのモバイルアプリの[設定とプライバシー]→[アカウント]の「ログインとセキュリティ」パートの下に新たに「個人情報」というパートが追加され、その下に「プロフィール」と「認証リクエスト」という項目が入るようだ。
青い認証済みバッジは、Twitterが「著名人のアカウントなど、世間の関心を集めるアカウントが本物であることを示」すために表示するもの。フェイクアカウント対策として考えられたものだが、“著名人のあかし”と受け取られてしまい、2017年に差別主義者のアカウントに認証済みバッジを提供したことで批判され、バッジ申請システムを停止している。
申請済みバッジの提供を完全に停止しているわけではなく、3月には新型コロナウイルス感染症対策のため、医療関係者にはバッジを提供するとツイートしている。
TwitterはTechCrunchに対し、認証申請機能を追加する際は、認証方法についての文書を公開すると説明した。機能追加の具体的な日程などはまだ不明だ。
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