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AIが“映え”をサポートするカメラアプリ 「Photoshop Camera」配信
アドビ システムズが、スマートフォン向けカメラアプリ「Photoshop Camera」をリリースした。AIが被写体と背景を判別し、個別にエフェクトなどの加工を施すため、どんなユーザーでも“インスタ映え”する写真を撮影できるという。基本無料で、iOS 12以上、Android 9以上に対応する。
アドビ システムズは6月11日、スマートフォン向けカメラアプリ「Photoshop Camera」の配信を開始した。同社が開発したAI「Adobe Sensei」が撮影時に被写体と背景を判別し、個別にエフェクトなどの加工を施すため、誰でも“インスタ映え”する写真を撮れるという。基本無料で、iOS 12.0以上、Android 9.0以上に対応する。
アプリ内には「人物」「ポップアート」「食品」など、80種以上の「レンズ」(写真加工のプリセット)を搭載しており、選ぶだけでさまざまな効果を適用できる。撮影後に手動でコントラストや彩度を編集したり、レンズを付け替えたりすることも可能な他、撮影した写真をInstagramやFacebookなどのSNSに直接投稿することもできる。
クリエイターやインフルエンサーとコラボしたレンズも実装。リリース時点では、ミュージシャンのビリー・アイリッシュさんをインスパイアしたという「Billie Elish ウイングズ」レンズなどが使用できる。日本人クリエイターが考案したレンズなど、今後も様々なレンズやエフェクトを定期的に追加するとしている。
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