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ブラシに髪の毛が絡みにくいコードレス掃除機、パナソニックが発売 「53年目の新発明」
パナソニックは、髪の毛やペットの毛が「ほとんど絡まない」という新開発ブラシを搭載したコードレス掃除機を発売する。キャニスター掃除機にも採用。
パナソニックは6月23日、髪の毛やペットの毛が「ほとんど絡まない」という新開発ブラシを搭載したコードレス掃除機を発表した。7月20日に2機種を発売する。実売価格は7万5000円前後(税別)から。
左右から中央に向かって先端が細くなる円すい形のブラシを2つ組み合わせた。中央にすき間があり、髪の毛がブラシに絡まっても「ほどきながら中央に集め、吸引する」仕組み。ブラシが細くなることで落ちた掃除性能は、ブラシの毛量を従来の1.9倍に増やしてカバー。密集した毛には、髪の毛などが根元に絡みにくくする効果もあるという。
開発時の試験では、長さ20cmと40〜45cmの髪の毛を3畳のフローリングにまいて「強」「自動」モードで吸引。髪の毛0.25gを1サイクルとして10回繰り返したところ、ブラシに残った髪の毛は全体の1%以下だった。
パナソニックは1967年発売の掃除機から回転ブラシを採用している。回転ブラシは掃除の効率を上げる一方、髪の毛などが絡まるとハサミなどを使って取り除く必要があったが、「半世紀に渡り研究を重ね、ブラシ形状を刷新した」という。
同社は「からまないブラシ」をコードレス掃除機の他、8月25日に発売する紙パック式とサイクロン式のキャニスター掃除機にも採用する予定だ。店頭価格は紙パック式が5万7000円前後、サイクロン式は5万2000円前後からの見込み。
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