「テクテク」復活 日本をぬるゲームになって年内配信へ βテスター募集
スマホゲーム「テクテクテクテク」が、「地図をぬる」ことに特化した「テクテクライフ」として生まれ変わる。
昨年6月に惜しまれながら終了したドワンゴのスマートフォンゲーム「テクテクテクテク」が、「地図をぬる」ことに特化した「テクテクライフ」として生まれ変わる。運営会社のテクテクライフは7月1日、クローズドβテストの実施を発表した。年内に配信するとしている。
ゲームデザイナーの麻野一哉さんが公式サイトに寄せたメッセージによると、「テクテクライフは、テクテクテクテクと同じものではない」という。サービス終了後、アンケートなどを通じて多くの要素を持っていたテクテクテクテクの何がユーザーに喜ばれたのかを調べたところ、多くの人が「地図をぬる」ことを楽しんでいたと分かった。
「開発スタッフ一同、悩みました。そして、かなり悩んだ末に決断しました。『地図をぬる』ことに特化しようと」(麻野さん)
地図をぬり、現実にある場所を訪れる。それが楽しくなるコンテンツを目指し、一部の要素はそぎ落としたが、新たに加えた要素もあるという。「いずれにせよ、地図をぬるゲームとして、より充実したものを目指した」。
当初は5月の連休にリリースすることを考えていたが、コロナ禍で外出を自粛しなけらばならない事態に。通勤や通学を再開できる状況になったタイミングでクローズドβテストの実施を決めた。
βテストは7月15日から26日まで。1日から12日まで公式サイトで1000人程度のテスターを募集する。アプリの動作環境はiOS11以降、Android 7.0以降。
テクテクテクテクは2018年11月にリリースしたスマートフォン用のAR位置情報ゲーム。ボスモンスターと戦うバトル機能では、ゴジラやエヴァンゲリオンの使徒、巨大な小林幸子さんなどが敵キャラクターとして登場して話題になった。
コアなファンもかかえていたが、ユーザー数の拡大や収益化に苦戦し、わずか半年で終了した。しかし開発チームは、「後継作品のリリースを目指している」と発表し、プレイヤーに対してプレイデータの引き継ぎ設定を行うよう案内。19年7月にテクテクライフを設立した。なおドワンゴによると、テクテクライフは「ドワンゴおよびKADOKAWAグループの関連会社ではない」という。
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位置情報ゲーム「テクテクテクテク」を始めて約1カ月。当初は家や職場の周りをテクテクしていたが、夢中になってくるとテクテク歩くだけでは物足りなくなってくる。
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