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顔認証とサーマルカメラでクラスター発生を予防 NECが新システム
顔認証の技術と非接触で体表温度を測定するサーマルカメラ、映像から混雑度を分析する技術を組み合わせたシステムを、NECが8月末から提供する。
NECは7月2日、顔認証技術や、非接触で体表温度を測定するサーマルカメラ、映像から混雑度を分析する技術などを組み合わせた感染症対策システムを、8月末から提供すると発表した。職場や教育機関、商業施設など、人が密集する場所で新型コロナウイルスをはじめとする感染症のクラスター発生予防に役立つという。
顔検出技術とサーマルカメラを組み合わせ、非接触で体表温度を測定する。管理者の設定値以上の体表温度を確認した場合、管理者は対象者の情報を確認できる。
映像分析技術も活用し、入場者数のカウントや混雑度をモニタリングする機能も備える。施設内のサイネージなどへ混雑度を表示し、入場者の管理やソーシャルディスタンスの喚起に役立てられるという。
NECは体表温度を測定する機能を備えた基本モデルの他、マスク未着用者の検知などの機能を備えた高機能モデルも順次発売する。
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