専用ペンで書き込める電子ノート、キングジムが一般発売 筆圧検知も搭載、8万7000ページ分を保存可能
キングジムが専用ペンで書き込めるタブレット型デバイスを一般発売する。クラウドファンディングで約6000万円を集めた製品で価格はオープン。
キングジムは7月14日、専用ペンで書き込めるタブレット型デバイス「デジタルノート『フリーノ』」を7月31日に一般発売すると発表した。目標金額500万円で始めたクラウドファンディングで約6000万円を集めた製品。価格はオープン。
6.8型(1440×1080ピクセル)の電子ペーパーディスプレイを搭載した電子ノート。ワコム製のデジタイザと電池不要のデジタルペンで4096段階の筆圧検知に対応、紙にペンで書いたようなスムーズな書き心地を実現したという。
約8万7000ページ分を保存できる容量を備え、保存したページはタイトルやタグで検索できる。USBケーブル、microSDでPCとやりとりできる他、本体に内蔵する無線LAN機能でDropboxとデータ連携できる。
横罫やドット方眼など12種類のフォーマットの他、PDFの閲覧・書き込みができるドキュメント機能やノートと連携可能なカレンダー機能を搭載。ディスプレイには台湾E Inkの電子ペーパーを採用。明るさと色味を調整可能なフロントライトで屋外や暗い場所でも使用できる。
サイズは132(幅)×175(高さ)×10(奥行き)mm、重さは約240g。カラーはマットベージュのみだが、ブラック、ブラウン、グレーの専用カバーも発売する。
2019年12月にクラウドファンディングサイト「Makuake」で開発や資金調達のプロジェクトを展開し、支援者からの要望によりメモリの増量などを実現した。Makuakeでの価格は3万2000〜3万8000円(税込)。初年度の販売目標数量は5000台を目指す。
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