「夏休み どうなる」検索量増加、Googleが分析 「賃貸 戸建て」など新しいニーズも顕著に
Google日本法人が、Googleトレンドの分析結果を発表した。検索クエリから夏休みの過ごし方や新しい住環境を求めるニーズが明らかになったとしている。
2020年は夏の過ごし方を迷っている人が多く、「夏休み どうなる」の検索量が増加している――このようなレポートを、Google日本法人がこのほど発表した。18年1月1日〜20年7月11日のGoogleトレンドの分析結果を公開し、検索クエリから夏休みの過ごし方や新しい住環境を求めるニーズなどが明らかになったとしている。
同社によると、毎年7月ごろに増える「夏休み」の検索量は、20年は例年の半分にも満たないという。ただし、「夏休み どうなる」の検索量は増加。要因として、休校の影響による夏休み期間の変更や、政府が進める観光施策「Go To トラベルキャンペーン」の内容が決まらない状況があると分析。「夏休み どうする」「夏休み コロナ」の検索量も増え、夏の過ごし方を迷っている人が多いとしている。今夏ならではの過ごし方として、「県内 旅行」「軽 キャンピングカー」といった検索も増えているという。
「賃貸 戸建て」が増加 新しい住居ニーズも
夏休みの動向の他、人々の住まいに対する意識も変化が見られる。テレワークや自粛を受け、「書斎 レイアウト/おしゃれ」「テレワーク 椅子」など自宅環境を快適にする検索クエリが増えたのに加え、住む環境自体を変えるニーズも明らかになったという。
例えば「賃貸 戸建て」「別荘 中古」「3LDK」といった検索クエリが20年は増加。「自宅滞在時間が長いからこそ、広さや部屋数、他人との距離などを意識した新しい選択基準が表れたのではないか」(同社)としている。
分析の結果について同社は「検索動向を見ていくと、人々の生活が完全にコロナ前に戻るわけではなく、ポストコロナに備えなければならないという覚悟や気持ちの切り替えを見て取れた」と説明。「こういった中だからこそ、新たなニーズが芽生えてくるといえる」としている。
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