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マルウェア「Emotet」、再拡大の恐れ 情報窃取やスパムメール拡散の可能性も
7月17日ごろからマルウェア「Emotet」の感染につながるメールが再び拡散されていると、米MicrosoftやJPCERT コーディネーションセンターが注意を呼びかけている。
7月17日ごろからマルウェア「Emotet」の感染につながるメールが再び拡散されていると、米MicrosoftやJPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)が注意を呼びかけている。メールに添付されたファイルなどを通して感染する恐れがある。
Emotetは、感染したデバイスから情報を盗み取ったり、盗んだ情報を使ってスパムメールを送信し、感染を拡大させたりするマルウェア。メールに添付されたWordファイルなどを開いた際にマクロを有効化するとEmotetに感染する可能性がある。
2019年10月ごろから日本でも感染が広がっていたが、20年2月には沈静化していた。JPCERT/CCは再拡大の恐れがあるとして注意喚起するとともに、Emotetに関する情報の提供などを呼びかけている。
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