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「“ボカロ”といえばVOCALOID」に変化? 新歌声合成ソフトのリリースが加速(2/3 ページ)

「歌声合成ソフトといえばVOCALOID」という状況が長年続いてきた歌声合成ソフトの業界で、新歌声合成ソフトや周辺製品のリリースが急加速している。VOCALOID音源ベンダーが他のソフト用の音源を作る流れも生まれている。

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VOCALOID音源ベンダーが次々に新歌声合成ソフト用音源の制作へ

 VOCALOIDの代名詞ともいえる初音ミクは、Piapro Studio音源として8月にCFMが発売。ボカロPのクリエイター集団である「ボカロマケッツ」が企画した「結月ゆかり」、1st PLACE(東京都目黒区)の「IA」、ガイノイドの「v flower」といったキャラクターは、今秋以降CeVIO AI音源としてのリリースが決まっている。

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 各社とも、7月の時点では既存のVOCALOID音源の販売を継続しているため、各社がVOCALOIDから完全撤退したと考えるのは早計だ。CFMは新しい初音ミクの音源をVOCALOIDではなくPiapro Studio用音源として発表した際に「ヤマハとけんかをしたわけではない」と念を押している。

新規参入のDreamtonicsもVOCALOID音源ベンダーと音源制作

 Piapro StudioやCeVIO AIは、これまでも歌声合成ソフトや専用音源をリリースしてきた企業による製品だが、Synthesizer Vは新規参入となる歌声合成ソフトだ。

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 開発元のDreamtonicsは、ヤマハに比べると当然実績は少ないが、すでにVOCALOID音源ベンダーのAHSやベンチャー企業TOKYO6 ENTERTAINMENT(東京都港区)、中国や台湾の企業と共同で歌声合成音源の開発や販売などを活発に行っている。

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