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ソフトバンクG、唾液PCR検査で新会社 社員や自治体、法人に「低価格・高頻度で提供」
ソフトバンクグループが、唾液PCR検査を行う新会社を設立。社員やソフトバンクホークスの選手に試験的な検査を実施し、将来は自治体や法人などに対象を拡大する。「低価格・高頻度での提供を目指す」という。
ソフトバンクグループ(SBG)は7月29日、新型コロナウイルスを検出する唾液PCR検査を行う子会社を設立した。「低価格・高頻度での提供を目指す」という。まずは社員向けに試験的な検査を始め、保有するプロ野球チーム・ソフトバンクホークスの選手に対象を拡大する。将来は自治体や法人などに、実費負担だけで検査を提供する計画。
社名は「新型コロナウイルス検査センター」。国立国際医療研究センターが協力する予定で、検査を通じたクラスターの抑制、早期発見、拡大防止に向けた共同研究を進める方向で協議中という。
SBGは6月に、社員や取引先、医療従事者など約4万4000人に抗体検査を実施するなど、関係者の健康状態の把握に注力してきた(陽性率は0.43%)。
新会社の設立もその方針の一環。社員向けにPCR検査を行うことで、社員の感染リスクを低減し、「安心して働ける環境を整備する」という。
自治体や法人向けには検査を実費で提供し、経済的な負担を抑えることで高い頻度で検査できる環境を整える。利益が出た場合は、医療機関などに寄付するとしている。
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