ニュース
防衛医科大、Web教材の配布をクラウドで Oracleのファイル共有サービスを1000人が使用
防衛医科大学校が、米Oracleのクラウド型ファイル共有サービスを導入。オンライン教材の配信基盤として、医学教育部に所属する約1000人の教員と学生が使用している。リモートでの教材配布やレポート提出、動画教材の共有などが可能になったという。
防衛医科大学校(埼玉県所沢市)は5月下旬に、米Oracleのクラウド型ファイル共有サービス「Oracle Content and Experience Cloud」を導入した。オンライン教材の配信基盤として、医学教育部に所属する約1000人の教員と学生が使用しているという。日本オラクルが7月29日に発表した。
Oracle Content and Experience Cloudは、複数人での資料の共有や管理、チャットなどに対応するSaaS。防衛医科大医学教育部は新型コロナウイルス感染拡大の影響でキャンパスでの講義を休止し、オンライン授業に切り替えているため、指導環境を整備するために同サービスを取り入れた。
同大は現在、教員が学生に教材を配布する際や、学生が教員にレポートを提出する際の基盤として同サービスを使用中。講義ごとにファイルを分けて資料を保存できる機能、容量の大きな動画教材を共有できる機能、アップロードされるファイルに自動でウイルススキャンを実行し、安全性を保つ機能――などを活用し、講義を円滑に進めているという。
同大は今後、コロナ禍が収束した後もオンライン授業を行う方針。Oracle Content and Experience Cloudの利用も継続するとしている。
関連記事
- 小樽商科大、オンライン教材の配信基盤に「Oracle Cloud」導入 2000人超の学生が使用
日本オラクルが、小樽商科大学に「Oracle Cloud Infrastructure」(OCI)を提供。同大は5月から、オンライン教材の配信基盤としてOCIを使っている。配信システムを使っている学生は2290人。 - Oracle、顧客専用Oracle Cloudリージョンを顧客のデータセンター内に構築する新サービス 野村総研らが採用
Oracleが「Oracle Dedicated Region Cloud@Customer」を発表。顧客専用のOracle Cloudリージョンを顧客のデータセンター内に構築し、マネージドサービスとして提供するサービス。日本国内では野村総研などが採用する。 - 中外製薬、データ基盤にAWS採用 ゲノム情報など保管・分析 新薬開発の効率化目指す
中外製薬が、AWSを活用して社内のデータ基盤を構築。データを生かした新薬の開発などを進める。新薬開発の効率化や、コスト削減効果などを見込む。 - 高級チョコのゴディバ ジャパン、会計管理にOracle Cloud導入 決算業務を効率化
高級チョコレートを製造・販売するゴディバ ジャパンが、クラウド型の管理会計・予算管理ツール「Oracle EPM Cloud」を導入。グループ全体の会計データの管理に同ツールを活用している。同社は2019年6月に体制を変更し、グループの本社機能を有していた。 - アパレルブランド「BEAMS」、損益計算書の作成にOracle Cloud導入 作業時間を10日から2時間に
日本オラクルが、アパレルブランド「BEAMS」を展開するビームスHDに「Oracle EPM Cloud」を提供した。ビームスHDは、店舗と事業部での損益計算書の作成に同ツールを使用。作業時間を従来の10日間から2時間に短縮した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.