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セガ、「にじさんじ」VTuberのゲーム実況を許可 著作物利用の包括的許諾契約を締結
セガが、バーチャルYouTuber事務所の「にじさんじ」を運営するいちからと著作物の利用に関する包括的許諾契約を締結。にじさんじのバーチャルYouTuberは今後、セガの作品を使ったゲーム実況が可能になる。
セガは8月3日、バーチャルYouTuber(VTuber)事務所の「にじさんじ」を運営するいちからと、著作物の利用に関する包括的許諾契約を締結したことを発表した。にじさんじのVTuberは今後、セガの作品を使ったゲーム実況の動画を投稿、配信できる。
セガは、公式Twitterアカウントを通して「『にじさんじ』さんからどんなゲーム実況が出てくるのか…ご期待ください!」とコメント。同社は7月にもYouTuberのマネジメントを手掛けるUUUMと同様の契約を結ぶなど、ゲーム実況に前向きな姿勢を見せている。
いちからは「『にじさんじ』ファンの方々にさらなる楽しみを提供するとともに、 ゲームに関する著作権を保護しながら、ゲーム配信文化をさらに加速していきたい」としている。同社は6月に任天堂から著作物の利用許可を得るなど、ゲーム実況の規模拡大に向けて環境整備を進めている。
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