Google、「Pixel 4/4 XL」は在庫がなくなり次第販売終了へ 「Pixel 5」発売前でも
Googleが、昨年10月に発売したハイエンド端末「Pixel 4」と「Pixel 4 XL」の販売を現在の在庫がなくなり次第終了すると認めた。米国の公式ストアでは既に在庫なしになっている。廉価モデル「Pixel 4a」の発売は8月20日、後継の「Pixel 5」は予告はされたものの発売は今秋の見込みだ。
米Googleは、「Pixel 4」と「Pixel 4 XL」の販売を現在の在庫がなくなり次第終了する。米The Vergeが8月6日(現地時間)、同社からの声明文を添えて報じた。
米国のGoogle Storeでは既に両モデルとも在庫なしになっており、購入ボタンがなくなっている。
日本のGoogleストアでは本稿執筆現在、Pixel 4 XLのみまだ購入可能だ。
GoogleはThe Vergeに対し、「Google StoreはPixel 4/4 XLの在庫を完売し、販売を終了した。一部のパートナーからは購入可能だが、在庫がなくなり次第終了する」と語った。
Pixel 4/4 XLが発売されたのは昨年10月で、まだ10カ月しか経っていない。Pixel 2、Pixel 3は発売から約18カ月は販売しており、いずれも後継モデルが発売されてから約6カ月は販売していた。
Googleは4日に廉価モデル「Pixel 4a」を発表した際、Pixel 4の後継モデル「Pixel 5」(とPixel 4aの5Gモデル)を“2020年後半に”提供予定だとも発表した。
Pixel 5の具体的な発売日程は不明(予約開始は10月8日といううわさ)だが、Pixelシリーズのフラグシップモデル不在の期間が生じる可能性がある。Pixel 4aの発売は20日からなので、公式ストアからPixelシリーズが全く購入できない期間が生じる可能性すらある。
Pixel 4/4 XLは高性能なカメラを備え、ジェスチャー操作などの意欲的な機能も搭載するハイエンドモデルだが、価格が8万9980円からとかなり高かったため、先代のPixel 3ほどには人気が出なかったとみられている。
20日発売予定のPixel 4aは、プロセッサはハイエンドではないものの、メモリは6GB、ストレージは128GBでソフトウェア的なカメラ性能はほぼPixel 4と同等でありつつ価格は半額以下の4万2900円と戦略的な設定になっている。
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