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NASA、野口聡一飛行士搭乗の「Crew Dragon」は10月23日にも打ち上げ

NASAが、JAXAの野口聡一飛行士も搭乗するISSに向けた「Crew Dragon」初号機の打ち上げを、早ければ10月23日にも実施すると発表した。

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 米航空宇宙局(NASA)は8月14日(現地時間)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士、野口聡一氏(55)も搭乗する米SpaceXの有人宇宙船「Crew Dragon」の運用初号機打ち上げを、早ければ10月23日にも実施すると発表した。

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Crew Dragonでトレーニング中の初号機乗組員たち。左から、シャノン・ウォーカー氏、ビクター・グローバー氏、マイク・ホプキンス氏(司令官)、野口聡一氏(画像:SpaceX)

 NASAは5月にCrew Dragonの最終テスト「Demo-2」で初めて2人の宇宙飛行士を国際宇宙ステーション(ISS)に向けて打ち上げた。この最終テストは8月2日の帰還で無事終了し、野口氏が搭乗する本番ミッションのためのデータ解析が続いている。

 野口氏はCrew DragonでISSに到着後、半年間ISSでの科学ミッションに携わる予定。来春にはCrew Dragonの2号機ミッションが計画されており、このミッションにはJAXAの星出彰彦氏(51)の参加が決まっている。

 SpaceXによる有人宇宙船システムが軌道に乗れば、米国はISSへのアクセスをロシアに完全に依存する状態を終わらせることができる。

 NASAは「約20年、人間はISSに滞在してミッションを実施することで科学的知識を発展させ、月と火星への有人探査の準備につなげてきた」としている。

 火星コロニー構想を発表しているSpaceXは4日、火星への有人飛行でも採用する予定の宇宙船「Starship」プロトタイプの打ち上げテストを初めて成功させた。


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