日本上陸直前のPixel Budsを試してみた AirPodsのライバルになれる?:Googleさん(1/2 ページ)
米国では4月に発売された無線イヤフォン「Pixel Buds」がついに日本でも発売されます。期待のほんやくコンニャク機能や「アダプティブサウンド」を実際に使ってみました。これはいいものだ。
Googleの無線イヤフォン「Pixel Buds」が日本でも発売されます。発表されたのは2019年10月のMade by Googleイベントでのこと。それからずっと待ってました。米国での発売はなぜか意外と遅く、今年の4月でした。そして、日本では8月20日にGoogle Storeや主な量販店で発売です。
待ちきれない私にGoogleさんが1つ貸してくれたので、今回の「Googleさん」は短期間ですが使ってみた感想です。
お値段は2万800円(税込。以下同)。高いですか? でも、「AirPods」はPixel Budsと同じ無線充電対応ケースモデルだと2万5080円。「AirPods Pro」なら3万580円もします。AirPods Proと比較するのは階級がちょっと違うと思うので、ここは私も使っているAirPodsとの比較で話します。
AirPodsはAndroidとも接続できるので、Apple信者の夫がAirPods Proを購入した際、Pixel Budsが待ちきれない私は夫のAirPodsを1万円で譲ってもらいました。無線イヤフォンの便利さは「EARIN」で知っていましたが、さすがApple。接続のしやすさやデザインで気に入っていました。
でも。
私の耳はApple様に選ばれなかったのです。いますよね? AirPodsが落ちる耳の人。耳の穴が大きいんでしょうか。特に左耳は首をかしげただけでぽろっと落ちます。散歩のときなど、びくびくしながら使っていました。マスクの脱着なんて怖くてできません。
その点、Pixel Budsは耳栓型だし、耳の対輪(下の図)にそっと沿う「固定用アーチ」のお陰で、マスクを脱着しても、したままTシャツを脱いでも、ヘッドバンギングしても外れません(もちろん全部やってみましたとも)。
このアーチが対輪にずっと当たってたら痛くなりそうかなと思いましたが、シリコンで指でびよーんと曲げられる柔らかさなので、実際に5時間くらいつけっぱなしにしてみても痛くはなりませんでした(人によるとは思います)。
耳にどうおさまるのか、最初は位置を決めるまでいろいろねじってみたりしましたが、コツをつかめばさっと装着できます。
トントンしたりすーっとしたり(操作の基本)
操作は、メントスみたいな表面を叩いたり(トン)スライドしたり(すー)長押ししたりします。曲の一時停止/再開はトン。次の曲に飛ばすのはトントン。前の曲に戻るのはトントントン。ボリュームアップは前に向かってすー。ボリュームダウンは後ろに向かってすー。Googleアシスタントと連携する設定にすると、長押しが「ねえGoogle」代わりになるので、長押ししたまま何か言えば、それがGoogleアシスタントとの会話になります。耳を押しながら「リビングのライトをつけて」で居間のライトがついたときはちょっと嬉しかった。
まだ慣れないせいか、失敗することもあります。耳に装着するときにメントスの表面を触ったら音楽が始まっちゃったり、長押しで力が入り過ぎて耳が痛かったり。慣れれば大丈夫そうです。
テキストのメッセージを音声読み上げして返事を音声で入力
Pixel 3付属のイヤフォンでもできたことですが、届いたメッセージを音声で読み上げ、返事を音声で入力できるのはちょっと便利。
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