「Internet Explore 11(IE 11)」で「Microsoft 365」を使えるのは2021年8月17日まで
Microsoftが、IE 11およびEdge LegacyのMicrosoft 365でのサポート終了までの日程を発表した。IE 11サポートは来年8月17日に終了する。Edge Legacyのデスクトップアプリのセキュリティ更新は来年3月9日に終了だ。
米Microsoftは8月17日(現地時間)、Webブラウザ「Internet Explore 11(IE 11)」および「Microsoft Edge Legacy」(2015年7月にWindows 10の既定ブラウザとしてリリースされたHTMLベースのブラウザ)の「Microsoft 365」でのサポート終了までの日程を発表した。
基本的には、IEの最新版はOSと同じ期限までサポートされる。今回発表されたのは、Microsoft 365でのサポートについてだ。つまり、IE 11からMicrosoft 365アプリやサービスにアクセスできなくなるまでの日程だ。
まず、今年の11月30日以降、IE 11でWeb会議サービス「Microsoft Teams」が使えなくなり、来年の8月17日にはMicrosoft 365全体をIE 11で使えなくなる。
来年3月9日のEdge Legacyの「end of life」というのは、Edge Legacyのデスクトップアプリのセキュリティアップデートの終了を指す。
なお、1月15日に公開された新しいChromiumベースのEdgeには「IEモード」があり、企業のレガシーアプリなどはこのモードで稼働させることができる。
Microsoftは、「新しいEdgeは最新ブラウザの最高の成果」であり、Edge Legacy用に作成されたアプリやWebサイトは新Edgeでも機能するとしている。
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IEのサポート提供期限について明言は避けたが、「世の流れとして最新のWeb標準技術を取り入れる方向になっていることをあらためて認識してほしい」とし、IEから「Microsoft Edge」への移行を促した。
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