Chromium版「Microsoft Edge」は自動更新で配信(ブロック方法あり)
Microsoftが2020年1月15日に配信予定のChormium版新Webブラウザ「Microsoft Edge」は、Windows 10のバージョン1803以降を搭載する端末には自動配信されることが同社のドキュメントで分かった。
米Microsoftは12月17日(現地時間)、ユーザー向けドキュメントで、Chromium版「Microsoft Edge」の自動配信を無効にするBlocker Toolkitについて説明した。
Chromium版Microsoft Edge(以下、新Edge)の正式版は2020年1月15日にリリースの予定だ。17日公開のドキュメントによると、新Edgeは「Windows 10」のバージョン1803(April 2018 Update)以降搭載の端末に、自動更新で配信されるという。Blocker Toolkitは、この自動更新をブロックするための企業向けのツールだ。
11月12日のドキュメントによると、新Edgeをインストールすると、現行バージョンのEdgeのスタートメニューへのピン留めやタイル、ショートカットはすべて新Edgeに移行され、現行Edgeの設定、アプリ、ファイル、プロトコルのサポートダイアログなど、OS内のすべてのUXサーフェイスは非表示になる。
Microsoftは16日には、新Edge用の拡張機能ストア(Microsoft Edge Addonsストア)への拡張機能の登録受け付けを開始した。
Chromium用の既存の拡張機能は変更を加えなくても新Edgeで機能するはずだが、Microsoftは開発者に対し、ドキュメントをチェックして対応を確認するよう促した。
開発者がMicrosoftによるEdgeHTML拡張機能のリストの新Edgeへの移行に同意した場合、新Edgeでそのまま拡張機能が利用できるようになる見込みだ。
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