ニュース
今いる場所がもし浸水したら? 「AR浸水シミュレータ」、ウェザーニューズが公開
ウェザーニューズが、AR技術を活用して集中豪雨による浸水被害を疑似体験できる機能「AR浸水シミュレータ」を「ウェザーニュース」アプリに追加した。今いる場所が実際に浸水したときの様子をシミュレーションして視覚的に表現する。
ウェザーニューズは8月20日、AR技術を活用して集中豪雨による浸水被害を疑似体験できる機能「AR浸水シミュレータ」をau向け「ウェザーニュース」アプリに追加した。今いる場所が実際に浸水したときの様子をシミュレーションして視覚的に表現し、防災意識の向上を促す。
スマートフォンで撮影した景色に、浸水した状態を重ねて表示する機能。水深は10cm単位で設定でき、50cm浸水した場合や1m浸水した場合の状況を見られる。利用にはAR Core対応対応のAndroidスマートフォンが必要。
スマートフォンの位置情報と国土交通省の洪水浸水想定区域データを基に、想定内で最大規模の集中豪雨が起きた場合に浸水すると予想される深さをAR表示する機能も搭載した。
ウェザーニューズは、家具の移動や避難経路の確保といった事前の浸水対策や、水害に対する防災意識の向上に本機能が役立つとしている。
今後はiOS端末やau以外のキャリアのスマートフォンでも利用できるよう展開する予定。
関連記事
- 人工衛星データ使った世界の降水予報、理研ら研究チームが公開 「富岳」も活用へ
理研らの国際共同研究グループは、人工衛星による世界の降水観測データを生かした5日後までのリアルタイム降水予報を、「GSMaPxNEXRA 全球降水予報」として公開した。雨量計などの降水観測が限られている地域の予報への活用が期待できるとしている。 - 気象庁、公式サイトにWeb広告掲載で収益確保へ 「持続的・安定的な情報提供を維持するため」
気象庁が公式サイトにWeb広告の掲載を9月中旬に始める。 - ゲリラ豪雨の兆候が見えるアプリ「tenki.jp Tokyo 雨雲レーダー」 雨雲の断面図も
日本気象協会が首都圏の雨雲の状況をリアルタイムで確認できる「tenki.jp Tokyo 雨雲レーダー」アプリを公開した。最先端の気象レーダーが観測した情報を表示する初のアプリ。 - 地方の再生は災害対策シミュレーションから? 大林宣彦監督の“尾道三部作”で、ITを使った街の再生を考える
大林作品のみならず、映画やアニメのロケ地として知られる尾道。しかし、その現状はバラ色ではない。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.