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Apple純正「翻訳」アプリと「Google翻訳」を比較 現時点ではGoogleに一日の長(2/3 ページ)
米Appleは、秋にリリース予定の「iOS 14」に「翻訳」アプリを追加します。しかしiOS 14のパブリックβ版でライバルの「Google翻訳」と比較したところ、主に操作の面で未成熟な部分が見えてきました。
Google翻訳はテンポの良い操作感、連続した会話にも対応
米Googleは、AndroidとiOSの両プラットフォームに「Google翻訳」アプリを無料で提供していますが、今回はAndroid端末を使ってAppleの翻訳アプリと比較しました。
Google翻訳アプリでは、音声入力、テキスト入力に加え、印刷物などをスマホのカメラでスキャンし、文字認識して原文として翻訳することもできます。また「会話」の機能では、画面を分割して対訳を上下に表示するため、1台のスマホで文字を併用した信頼性の高いコミュニケーションが成り立ちます。
このように翻訳アプリの使用感を比較すると、やはり先行するGoogleの方が快適で使いやすくできていると感じます。原文を音声入力するとき、言いよどんだりしても正しく認識し、多少の間はつないでくれました。
なお、どちらのサービスでもスマホに言語単位の翻訳データベースをダウンロードするとオフラインでも翻訳機能が使えます。飛行機に乗っている時や海外旅行先で通信が不安定だった場合でも安心です。
「AirPods Pro」対「Google Pixel Buds」、音声入力翻訳はどこまで使える?
次に、スマホにワイヤレスイヤフォンをつなぎ、音声入力によるリアルタイム翻訳を試しました。ここでも両者のサービスの違いが鮮明になりました。
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