速報
Intel、ノートPC向け第11世代Core(Tiger Lake)プロセッサ発表 今秋に搭載製品が多数登場
Intelが、ノートPC向け第11世代Coreプロセッサを正式発表した。10nmプロセスながら、性能は前世代より20%以上改善し、グラフィックス性能は最大2倍、AI処理性能は最大5倍向上したとしている。今秋には多数のPCメーカーから新プロセッサ搭載ノートが発売される見込みだ。
米Intelは9月2日(現地時間)、ノートPC向けの第11世代Coreプロセッサー「11th Gen Core Processor with Intel Iris Xe Graphics」(コード名:Tiger Lake)を発表した。競合に後れを取る10nmプロセスではあるが、性能は前世代より20%以上改善し、グラフィックス性能は最大2倍、AI処理性能は最大5倍向上したとしている。
第11世代Coreは、i3、i5、i7と合計9種類のSKU、UシリーズとYシリーズで提供。Intelの新しいXe統合グラフィックスが統合されており、薄型軽量なノートPCをより効率的で低電力にするという。
同社はまた、「Intel Evo」と呼ぶ第2世代のProject Athena認定プログラムも発表した。Intel Evoで認定したノートPCは、少なくとも9時間のバッテリー持続時間を保証し、高速充電(30分の充電で最低4時間)をサポートする。
Acer、ASUS、Dell、Dynabook、HP、Lenovo、LG Electronics、msi、Razer、Samsung Electronicsが既にEvo認定を受けた。
さらに、新しい企業ロゴも披露した(別記事)。
関連記事
- 7nmプロセスCPU大幅遅延のIntel、最高エンジニアリング責任者が退社
第2四半期の業績発表で7nmプロセスCPUが大幅に遅延していることを明らかにしたIntelが、ハードウェア部門トップの退社と組織改編を発表した。7nmプロセスの責任者も交代する。 - Intel、「Thunderbolt 4」の詳細情報を公開
TB4では並列接続も可能になる。 - Intel、Wi-Fiポートフォリオ強化目的でKillerブランドのRivet Networks買収
IntelがゲームPCのNICなどで知られるRivet Networksを買収すると発表した。「既存のWi-F製品を大幅に補完する」のが目的としている。Killerブランドは残す。 - Intel、「Qualcommの不正な競争障壁のせいでモデム事業をAppleに売却して大損」と主張
Intelが、QualcommとFTCの裁判に提出したアミカスブリーフで、Qualcommがモデムチップ市場で構築した不正な障壁のせいで撤退を余儀なくされたと主張。Appleにモデム事業を売却したことで、数十億ドルの損失があったとしている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.