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5G活用で音楽ライブをマルチアングル配信 スワイプで視点切り替え 新しいエンターテインメントに
9月26日に福岡・天神でオンライン開催される音楽イベントがマルチアングルで配信される。新型コロナウイルスの感染拡大で音楽イベントが自粛・延期を余儀なくされる中、新しい形のエンターテインメントとして提案する。
動画配信アプリなどを手掛けるAMATELUS(アマテラス、東京都渋谷区)は9月3日、オンライン音楽イベント「MUSIC CITY TENJIN 2020 ONLINE」(MCT)を、観客が自由に視点を選べる多視点映像でリアルタイム配信すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大で音楽ライブの自粛や延期が続く中、新しい形のエンターテインメントとして提案する。
複数カメラの映像を視聴者がスワイプ操作で切り替えられるAMATELUSの「SwipeVideo」(スワイプビデオ)配信ソリューションを採用。NTTドコモの5G対応スマートフォン数十台でアーティストを様々な角度から同時に撮影し、5G通信でAMATELUSのサーバにアップロードする。
視聴側に特別なアプリなどは必要ない。スマートフォンのWebブラウザでイベントサイトにアクセスすれば、自由に視点を変えながら視聴できるという。
MCTは福岡市天神エリアで街の活性化や音楽環境の向上を目指し、2002年から毎年開催している無料の音楽イベント。19回目の開催を控えていたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で今年は従来通りでの開催を断念し、オンラインで開催する方針が運営委員会から発表されていた。
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