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コロナ禍で延期の「東京BRT」、10月1日からプレ運行 都心と臨海地域を結ぶバス高速輸送システム
東京都都市整備局は、都心とベイエリア(臨海部)を結ぶバス高速輸送システム「東京BRT」(Bus Rapid Transit)のプレ運行を10月1日に始める。新型コロナウイルスの影響で延期していた。
東京都都市整備局は9月7日、都心とベイエリア(臨海部)を結ぶバス高速輸送システム「東京BRT」(Bus Rapid Transit)のプレ運行を10月1日に始めると発表した。当初は5月24日に開始する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期していた。運賃は大人220円。
プレ運行のルートは虎ノ門ヒルズから晴海BRTターミナル。平日はピーク時で1時間あたり6便、平日の日中と土曜・休日は1時間に4便を予定している。
運行は京成バスが担当。通常のバスと同じ「単車車両」の他、複数の車両をつないだ「連接車両」も運行する。単車車両は一部に燃料電池車、連接車両にはディーゼルハイブリッド車を用いる。
東京BRTは、東京都心と東京2020オリンピック・パラリンピックの会場や選手村がある臨海部を結ぶ新しい都市交通システム。環境負荷の少ない車両の採用やバリアフリー化を図った停留施設、統一したデザインなどが特徴。2022年度以降の本格運行時には豊洲や東京ビッグサイトを結ぶ4系統を運行する見込みだ。
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