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ドコモ口座、全銀行で新規の登録停止 被害額は1000万円
電子決済サービス「ドコモ口座」を悪用した現金の不正引き出しが相次いでいることを受け、NTTドコモはドコモ口座と連携する全35行の新規登録を停止すると発表。9日までに、34口座で約1000万円の被害を確認したという。
NTTドコモは9月10日、電子決済サービス「ドコモ口座」を通じた現金の不正引き出しが相次いでいることを受け、ドコモ口座と連携する全35行の銀行口座の新規登録を当面停止すると発表した。同社によると9日までに、34口座で約1000万円の被害を確認したという。
ドコモ口座は、銀行口座やコンビニなどから口座へ入金するとネットショッピングの支払いやユーザー間の送金ができるサービス。登録した銀行口座から、ドコモ口座アカウントへの入出金にも対応する。
ドコモによると「第三者が銀行口座番号やキャッシュカードの暗証番号などを不正に入手し、ドコモ口座に銀行口座を新たに登録することで被害が発生した」とし、詳細な原因や手口は調査中としている。
同サービスと連携している七十七銀行(宮城県仙台市)は7日、ドコモ口座に登録された同行の口座から現金の不正引き出しが確認できたとして連携を中止。9日までにイオン銀行、ゆうちょ銀行など18行が、連携を中止すると発表した。
今後ドコモは、オンラインの手続きで本人確認を行う「eKYC」やSMS認証を導入し、サービス再開の時期を検討するとしている。
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