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ドコモ口座、現金の不正引き出し被害が拡大 被害額は1990万円に
電子決済サービス「ドコモ口座」から現金の不正引き出しが相次いでいる問題について、NTTドコモは9月11日午前0時までに全国12の銀行で73件、1990万円の被害を確認したと明らかにした。
NTTドコモは9月11日、電子決済サービス「ドコモ口座」から現金の不正引き出しが相次いでいる問題について、同日午前0時までに全国12の銀行で73件、1990万円の被害を確認したと明らかにした。
10日正午までに確認した被害は11行で66件、総額1800万円としていたが、被害の拡大が続いている。今後も被害が拡大するかの見通しは「分からない」(同社)という。
ドコモは現在、連携する全35行の銀行口座の新規登録を停止中。イオン銀行、ゆうちょ銀行など一部では、ドコモ口座へ入金するチャージ機能も停止している。
同社は10日に緊急の記者会見を開き、被害者やサービスの利用者に対して謝罪した。
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