Google、Web会議「Meet」用AI搭載ハードウェアキット、2699ドルから
Googleが、Web会議サービス「Meet」専用の企業向けハードウェア「Series One」を11月に発売する。Lenovoと共同開発した専用製品で、AIプロセッサ「Edge TPU」を搭載し、Googleアシスタントでも操作できる。
米Googleは9月15日(現地時間)、同社のWeb会議サービス「Google Meet」専用の企業向けハードウェアシステム「Series One」を発表した。中国Lenovoと共同開発したAI搭載のスピーカーやマイクのキットで、価格は2699ドル(約28万4000円)から。日本でも11月に提供を開始する見込み。
キットを構成するのは、Intel i7とGoogleのAIプロセッサEdge TPU搭載でChrome OSベースの専用端末「Meet Compute System」、GoogleのAIで自動的に話者にズームしたりパンしたりする4Kカメラ、やはりGoogleのEdge TPU搭載で、ノイズをキャンセルし、人の声を増幅させる「TureVoice」機能を備えるマルチチャンネルスピーカー「Smart Audio Bar」、会議を開催したり参加したり設定を変えたりするための10.1インチディスプレイ「Touch Controller」、広い会議室用の、タップで操作できる高性能マイク「Mic Pod」、QWERTYキーボード搭載のリモコン。すべてをイーサネットケーブルで接続して使う。また、会議への参加は音声(Hey Google、会議に参加)でも可能。色はチャコールとチョークの2色だ。
キットは会議室のサイズに合わせて小中大の3種類。「Small Room Kit」は2699ドル、「Medium Room Kit」は2999ドル、「Large Room Kit」は、3999ドル。
各キットの構成内容についてはLenovoのブログを参照されたい。
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