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富士通、東証のシステム障害で謝罪 「原因究明、再発防止に取り組む」
10月1日に東京証券取引所(東証)で発生したシステム障害の影響で国内の主要株式市場が終日取引停止となった件で、システム開発元の富士通が謝罪。同社の時田隆仁社長は「原因究明、再発防止に取り組んでいく」と述べた。
富士通の時田隆仁社長は10月5日、東京証券取引所(東証)で発生したシステム障害の影響で国内の主要株式市場が終日取引停止となったことについて謝罪した。
5日午後にYouTubeの富士通公式チャンネルで公開した動画の冒頭、時田社長は「システム障害の原因となった機器の納入、システム開発を担当する企業のトップとして、市場関係者に多大なるご迷惑をおかけした」と陳謝。システム障害の原因について「東証とともに原因究明中」として、引き続き、原因究明と再発防止に取り組んでいくと話した。
同社は今年度以降の目標を「イノベーションにより、社会に信頼をもたらし、持続可能な世界に貢献する」としている。時田社長は「(システム障害は)大変残念なことだが、一つ一つ信頼を積み上げ、この目的達成のために引き続き努力していく」とした。
東証のシステム障害を巡っては、1日午前、富士通が開発した株式売買システム「arrowhead」(アローヘッド)内で「共有ディスク装置」のメモリが故障。故障時の装置の自動切り替えも上手く作動せず、東証など国内の主要市場が終日の取引停止となった。
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