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キヤノン装う“偽ドメイン”に注意 フィッシングサイトに誘導する詐欺メール出回る
キヤノンマーケティングジャパンが、同社のネットサービスのドメインを偽装したフィッシングメールが出回っているとして、注意を呼び掛けた。ドメインはキヤノンを装っているが、差出人は「Amazon,cojp」。件名は「Amazon Payご請求内容のお知らせ」などという。
キヤノンマーケティングジャパンは10月6日、同社のネットサービス「Canonet」のドメインを装ったフィッシングメールが出回っているとして、注意を呼び掛けた。メールアドレスではCanonetに似たドメインを使っているが、差出人は「Amazon,cojp」(原文ママ)。本文中のURLからAmazon.co.jpの偽サイトに誘導するという。
送信元のアドレスは「Amazon,cojp@echeck4.canonet.ne.jp」などで、件名は「Amazon Payご請求内容のお知らせ」「お支払い方法の情報を更新」など。本文では「個人情報の確認が必要」といった文言で偽サイトへのアクセスを促し、遷移先の偽サイトでID・パスワードの入力を求めるという。
キヤノンマーケティングジャパンは「正しいアドレスから届いた場合でも、アドレスを偽装している可能性があります」とし、メールの件名や内容に不審な点がある場合は、本文中のURLにアクセスしないよう注意喚起している。
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