ニュース
パイオニア、定額使い放題の車載Wi-Fiルーター ドコモの車内向け接続サービスに対応
パイオニアがLTE対応の車載専用Wi-Fiルーター「DCT-WR100D」を12月に発売する。
パイオニアは10月8日、NTTドコモの車内向け定額インターネットサービス「docomo in Car Connect」に対応する車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR100D」を12月に発売すると発表した。価格は2万5000円(税込、通信費別)。
最大5台までのWi-Fi機器を接続できる。ネット接続対応のカーナビやスマートフォン、タブレット、ゲーム機などをつなぎ、音楽や動画の視聴といった用途を想定する。
docomo in Car Connectを使うには、dアカウントの登録が必要。ルーター本体の裏側にあるQRコードをスマートフォンで読み取り、プランや決済方法を選んで契約する。料金は1日500円、30日1500円、365日1万2000円(いずれも税別)。
これまでdocomo in Car Connectを利用するには、日産の新型「スカイライン」や新型「リーフ」に搭載された専用機か、パイオニア製の対応カーナビが必要だった。外付けの車載用Wi-Fiルーターは初。
電源は車内のアクセサリーソケットから供給し、車のエンジンとWi-Fiルーターの起動が連動する仕組み。データ通信量は無制限だが、エンジンをかけた直後や走行中、停車から60分間しかWi-Fi機能がオンにならないなど、車載を前提とした制限がある。
通信速度は受信が最大150Mbps、送信は最大50Mbps。本体サイズは16(高さ)×91.5(幅)×44.5(奥行)mm、重量は50g。
関連記事
- ドコモ、コネクテッドカー向け定額通信サービス 通信量・速度制限なしで使い放題
NTTドコモがコネクテッドカー向けにインターネットを定額で制限なく利用できるサービス「docomo in Car Connect」の提供を9月10日から始めると発表した。 - ソフトバンク、米国で道路インフラメンテ関連の新会社 コネクテッドカーで路面の損傷状況を検出
- ソフトバンク、5Gコネクテッドカーの検証完了 「安定した通信を確認」
ソフトバンクが、5Gを活用したコネクテッドカーの技術検証を終えたと発表。運転時を想定し、見通しの悪い交差点における周辺車両の位置情報や、急ブレーキ情報の伝送などを検証した。走行時でも安定して通信できることを確認できたという。 - 日産がスマホと連携するクルマを世界初公開 「好みに合わせて空調を自動調整」「遠隔操作で自動駐車」
日産がスマートフォンと連携してナビゲーションや自動駐車などの機能を提供する電気自動車「ニッサン アリア コンセプト」を発表した。 - コネクテッドカーの車体丸ごと、通信性能を測定 パナソニックが国内最大級の電波暗室を構築
パナソニックが自動運転車やコネクテッドカーの通信性能を測定できる大型の電波暗室を構築した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.