コラム
新卒社員、初の“オフライン同期飲み” オンラインに慣れすぎて逆に大変(1/2 ページ)
入社から半年。コロナ禍で一度もオフラインでの“同期飲み”ができていない。「そろそろ集まって飲まないか」と提案したが、飲み会までにはいくつかの障害が立ちふさがっていた。
「そろそろオンラインじゃない飲み会、したくない?」──入社から半年ほどが過ぎたある日、同期7人がそろったWeb会議で、こんな提案をした。
筆者はこの4月に入社した新卒社員だ。入社以来ずっと在宅で働いており、“リモートネイティブ”と呼ばれる世代にあたる。初めて出社したのは6月ごろで、以降は月に1〜2回、在宅ではこなせないタスクがあるときのみ会社に行っている。
従って同期と会う機会も少ない。全員が最後にそろったのは、7月のオンライン全社会議に登壇するために会社に集まったときだ。職種に応じて出社の頻度にも差があり、仕事終わりに飲みに行ったことは一度もない。
“オンライン飲み会”は何度もしたが、開催が手軽な分メンバーの入れ替わりが激しくしっかりと話ができなかったり、同じ人が話し続けてしまったりという問題があった。
そこで、筆者が新型コロナウイルスに気を付けつつ、そろそろオンラインではない飲み会をしてみないかと提案。幹事は同期の一人が買って出てくれ、9月末の金曜日、仕事終わりに会社近くの店に集まることになった。筆者はようやく同期とお酒を飲めると期待していたが、飲み会までにはいくつかの障害が立ちふさがっていた。
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