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Google、Nestシリーズ代表作のサーモスタットを刷新 「Soli」搭載で130ドルに

Googleが2014年に買収したNest Labsの代表的な製品であるサーモスタットを大幅に刷新した。先代より100ドル以上安くなり、Google Homeアプリに対応し、Pixelシリーズから消えたセンサー「Soli」を搭載する。

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 米Googleは10月12日(現地時間)、Nestシリーズの最初の製品であるサーモスタット(温度自動調節器)「Nest Learning Thermostat」の後継製品「Nest Thermostat」を発表した。2011年発売の先代は現在249ドル(約2万6200円)で販売されているが、新製品は129.99ドルだ。(日本での発売は未定。)

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左が新しい「Nest Thermostat」(サイズ比は不正確)

 Nest Learning Thermostatは、Googleが2014年にNest Labsを買収する前に発売したヒット商品。AI搭載ということで話題になった。

 Nestシリーズのサーモスタットのアップデートは2年ぶり。これまでの同シリーズの特徴だったユニット面を回転させる操作方法から側面に触れてスワイプする操作方法に大きく変わった。

 デザインも大きく変わり、前面が鏡面仕上げになった。また、Googleのオリジナルスマートフォン「Pixel 4」に搭載されたSoliレーダーを搭載する。このレーダーが、人を検出して自動的に画面を表示する。ただし、Pixel 4のSoliとは異なり、空中でのゼスチャーには反応しない。

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色はSnow、Sand、Charcoal、Fogの4色展開

 また、Soliで周囲に誰もいないことに気づくと、自動的にエコモードになり、省エネに努める。

 連携するスマートフォンのGoogle Homeアプリでセットアップできる。Homeアプリでは、好みに基づく温度プロファイルを設定することも可能だ。Googleアシスタントでの温度調整ももちろんできる。

 GoogleはPixel 4の後継モデルに当たるPixel 5にはSoliレーダーを搭載しなかったが、スマートホーム製品でこの技術を生かしていくようだ。


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