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りそな銀行、1万4500件の顧客情報を紛失 外部流出の可能性は「極めて低い」
りそな銀行が、1万4561件の顧客情報が入った記録媒体を紛失。媒体が不正に持ち出された形跡はなく、情報が外部に流出した可能性は低いという。
りそな銀行は10月14日、1万4561件の顧客情報が入った記録媒体(光磁気ディスク)を紛失したと発表した。ディスクは東京本社(東京都江東区)で保管していたもので、不正に持ち出された形跡はなく、情報が外部に流出した可能性は低いという。
ディスクに記録していたのは顧客の氏名や、2019年12月時点での郵便番号と住所。電話番号や口座番号、残高などは記録していない。データの閲覧にはパスワードが必要で、第三者が情報を盗み見ることは難しいとしている。
りそな銀行は今後、対象の顧客に謝罪と経緯の説明を行う。現時点では、顧客の情報が不正に使われたという情報は確認していないが、不審な点がある場合は専用の窓口で問い合わせを受け付ける。
再発防止に向けた取り組みも進めるといい、同行は「今回の事態を重く受け止め、顧客の管理を徹底してまいります」としている。
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