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WeWorkと渋谷区が連携 新たなワークスペースを区内に開業、スタートアップを誘致
WeWork Japanと渋谷区が、スタートアップ企業の誘致に向けて連携すると発表。渋谷スクランブルスクエアの最上階(45階)に新たなコワーキングスペースをオープンし、スタートアップに貸し出す。
WeWork Japanは10月15日、渋谷区へのスタートアップ企業の誘致に向け、同区と連携すると発表した。16日に渋谷スクランブルスクエアの最上階(45階)に新たなコワーキングスペースをオープンし、11月からスタートアップに貸し出す予定。渋谷区と共同でイベントを行う計画もあるが、内容は未定という。
コロナ禍で“オフィス離れ”が進む中、スタートアップの誘致に注力する渋谷区と組むことで、コワーキングスペースを活性化する目的。
スタートアップコミュニティーを盛り上げる狙いもあり、WeWork Japanの佐々木一之CEOは「コロナ禍の中で人同士のつながりが難しくなっている。WeWorkであればコミュニティーの中で仲間を見つけ、一緒にいろんなチャレンジができる」と説明する。
WeWorkは今後、渋谷区が進める企業支援もサポートする。渋谷区は現在、コロナ禍における社会課題を解決するソリューションをスタートアップなどから募り、採択した事業者の実証実験に協力している。これに採択された企業には、WeWorkのコワーキングスペースを優先的に提供する。
渋谷区の長谷部健区長は「渋谷区の国際化や新たなイノベーションの創造に、WeWorkとの連携が寄与することを期待する」としている。
【追記:2020年10月16日午前11時16分更新 スタートアップへのスペース貸し出し時期を追記しました】
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