SIE、PlayStation 5のUXを初披露 ゲームを中断せず各種機能にアクセスできる「コントロールセンター」搭載
PS5のUXはゲームセントリックなものに生まれ変わった。
SIE(ソニー・インタラクティブエンターテインメント)は10月15日、11月12日に発売する次世代ゲーム機「PlayStation 5」のUX(ユーザー体験)を説明する動画を公開した。ゲームプレイを中断せずに、動画ヘルプやスクリーン共有などが使えるなど、ホーム画面に降りずに多くの作業が可能なUXになった。9月末に行われた試遊はゲームプレイのみに限定されたもので、それ以外の機能については伏せられていた。
ゲーム中にDualSenseワイヤレスコントローラーのPSボタンを押すと表示される「コントロールセンター」がPS5の目玉となる新機能。ゲームを終了せずに、ゲームに必要な機能に瞬時にアクセスできるとしている。
コントロールセンターではオンラインにいるフレンド、ダウンロードの状況チェック、コントローラーの充電や電源オフまで可能。ゲームやシステムの情報はカード形式で提供され、現在いるステージの達成状況や、そのユーザーがステージクリアするために必要と思われる時間の推定、さらにステージクリアを容易にするヒントなどが得られる。「アクティビティ」と呼ばれるゲームの難関ポイントに直接ジャンプすることもできる。
ゲームタイトルによっては、アクティビティに対応した公式のヘルプが組み込まれている場合があり、そうした情報をネットで検索してネタバレをくらったりすることがないとSIEは説明。ヘルプ動画などをピクチャー・イン・ピクチャーで並べてプレイすることも可能だ。
フレンドとのオンライン交流はゲームを離れずにできる。PSボタンを押し、内蔵マイクでボイスチャットをしたり、フレンドとスクリーン共有をしながらプレイを続けることができる。SNSやフレンドへのスクリーンショット、動画の共有も簡単にできるという。テキストは音声入力が可能だ。
なお、Netflix、Disney+、Spotify、YouTubeのプリセットボタンが搭載されたメディアリモコンを使った、コンテンツストリーミングについては、今回は説明されていない。
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