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学生証をデジタル化、慶大やNTT西日本らが実証実験 分散技術で企業またいだ連携も
慶應義塾大学は学生証や卒業証明書などの発行手続きをオンライン化する実証実験をNTT西日本、JCBなどと行うと発表。学生証のデジタル化などのため、分散化されたデータ基盤を構築するという。
慶應義塾大学は10月26日、学生証や卒業証明書などの発行手続きをオンライン化する実証実験をNTT西日本やJCBなどと行うと発表した。実験ではデジタル学生証などを運用するための分散化されたデータ基盤を構築し、一部の利用シーンへ試験的に適用するとしている。
新たに作るデータ基盤を利用することで、学生の名前や住所、年齢といった各種属性に加え、学生証や卒業証明書などの証明データをオンラインで検証できるようになるという。データ基盤には分散型モデルに対応するデジタルID「Decentralized Identifiers」とデジタル証明技術「Verifiable Credentials」を使うことで、オンラインで本人確認や資格証明が可能になるとしている。
他大学や企業のシステムと連携すれば、単位の互換や書類提出の手間を省けるとしている他、将来的には決済システムなどと連携して学生割引を適用できるようにするなど、利便性の向上を目指す。
2021年2月までデータ基盤の開発を進め、3月から一部の学生を対象に実証実験を始める。
【訂正:2020年10月28日午前11時58分 記事初出時、「慶大の一部の学生にデジタル学生証を導入し、順次展開する」としていましたが、正しくは「一部の学生を対象に実証実験を始める」でした。訂正してお詫びいたします。】
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