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Kyash、法人カード発行サービスを他社に譲渡 「消費者向け事業に注力する」

キャッシュレス決済のスタートアップKyashが、法人向けのカード発行事業を他社に譲渡すると発表した。今後は消費者向けの事業に注力するという。

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 キャッシュレス決済のスタートアップKyash(東京都港区)は10月27日、法人向けのカード発行事業「Kyash Direct」を、決済サービスなどを手掛けるインフキュリオン(東京都千代田区)に譲渡すると発表した。譲渡額は非公表。Kyash社は消費者向けの事業に注力するとしている。

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Kyashによる発表(公式Webサイトより一部抜粋)

 Kyash Directは、自社ブランドの法人向けVisaプリペイドカードを発行できるサービス。導入した企業はカード発行や支払い額の上限設定、決済取引の通知などをAPIを通じて行える。Kyashは2019年10月からサービスの提供を行っていた。

 Kyashはスマートフォン向けのウォレットアプリ「Kyash」(iOS/Android)や、アプリと連携して使える決済用プリペイドカード「Kyash Card」なども提供。今後はこうした消費者向けの事業に注力するため、法人向け事業を譲渡するという。

 インフキュリオンは2006年設立。金融機関や決済サービスの事業者向けに、自社アプリに決済機能を追加する「Anywhere」やQRコード決済を搭載する「ウォレットステーション」などのサービスを提供する。今回の事業譲渡によってサービスを強化し、決済フローのデジタル化やキャッシュレス決済をより浸透させたいとしている。

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