米Amazon.comは10月27日(現地時間)、商品配送が激増する米国のホリデーシーズンに向けて、10万人を臨時雇用すると発表した。
臨時雇用ではあるが、これによりコロナ禍の影響で休職中の人々に仕事と、キャリア探求のための勤務オプションを提供できるとしている。主な職種はフルフィルメントセンターでのピッキングや梱包、配送などだが、人事やITをなどの職種も含まれており、長期的なキャリアのきっかけになる可能性があるという。
同社はまた、3万5000人以上の従業員を昇進させ、3万人の従業員に授業料を前払いするスキルアップトレーニングプログラムを提供していることも発表した。
米国では感謝祭(今年は11月26日)から年末まで、特にクリスマスまでは、プレゼントの交換が盛んになるため、小売業にとって最大の繁忙期になる。Amazonは2019年には20万人を臨時雇用した。
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