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Amazon、過去最高の増収増益 AWSは45%増
Amazon.comの10〜12月期決算は、売上高、純利益ともに予想を上回る増収増益で、過去最高を更新した。AWSが好調だった他、広告を含む「その他」部門の売上高も倍増した。
米Amazon.comが1月31日(現地時間)に発表した2018年第4四半期(10〜12月)決算は、売上高は前年同期比20%増の723億8300万ドル、純利益は63%増の30億2700万ドル(1株当たり6ドル4セント)で過去最高を更新した。売上高、1株当たり純利益ともにアナリスト予測(売上高は719億ドル、純利益は5ドル68セント)を大幅に上回った。クラウドサービスのAWSが好調だった他、プライム会員への新規加入が過去最高だった(加入者数は非公開)。
AWSの売上高は45%増の74億3000万ドル、営業利益は61%増の21億7700万ドル。売上高全体に占める割合は前期と同じ11%だった。
広告を含むその他部門の売上高は、売り上げ全体に占める割合は少ないものの、過去3四半期連続で倍増しており、同四半期も95%増の33億9000万ドルだった。
2019年第1四半期(1〜3月)の見通しは、売上高を前年同期比10〜18%増の560億〜600億ドル、営業利益を23億〜33億ドルとした。
【訂正履歴:2019年2月1日午前10時56分 AWSの売上高が誤っていました。お詫びして修正します。】
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