1週間のテレビ、まるごと録画 東芝が5万4000円の“全録”レコーダー発売
東芝映像ソリューションは、薄型テレビ「レグザ」から全録機能「タイムシフトマシン」だけを抜き出したようなHDDレコーダーを発表した。録画予約をしなくても好きな時にテレビ番組を視聴できる。
東芝映像ソリューションは、約1週間のテレビ放送をまるごと録画できるHDDレコーダー「D-M210」を11月20日に発売する。録画予約をしていなくてもネット動画のように好きな時にテレビ番組を視聴できる“全録”レコーダー。店頭価格は5万4000円前後(税別)。
地上波、BS、110度CS放送から見たいチャンネルを選ぶと(最大6局)延々と録画し続けるレコーダー。2TBのHDD容量が少なくなると古い番組から順番に自動消去する仕組み。常に録画しているため、放送中の番組でもリモコンのボタン1つで最初から再生できる。
録画済みの番組は「過去番組表」や視聴履歴などを参照して見ていない番組をピックアップする「ざんまいスマートアクセス」で選ぶ。他にも選択した番組の本編だけを再生したり、本編だけを1.3倍速で再生したりする機能を搭載。スマートフォン専用アプリ「スマホdeレグザ」を使えば外出先で自宅の録画番組をリモート視聴できるなど「すき間時間を有効に使えるレコーダー」という。
時間帯や番組名などを指定して録画する“通常録画”にも対応。内蔵チューナーは、全録専用の地上デジタル/BSデジタル/110度CSデジタル×3+地上デジタル×1と、通常録画と全録のいずれかに使える地上デジタル/BSデジタル/110度CS×2。録画方法とHDD容量、全録を行う時間帯などはユーザーが設定できる。
例えば6チャンネルを終日全録、HDD容量をすべて全録に割り当てた場合、HDDの中には常に過去7.5日ぶんの番組が残っている(長時間録画モード使用時)。また全録時間をゴールデンタイムを含む午後7時から翌午前1時に限定した場合、ちょうど1カ月分の番組が保存できる。
東芝映像ソリューションは、2009年に発売した薄型テレビ「セルレグザ」で全録機能「タイムシフトマシン」を初めて採用して以降、テレビの上位シリーズやBlu-ray Discレコーダー「レグザサーバー」に展開してきた。D-M210はテレビと同等の全録機能を持ちながら価格を抑えたエントリーモデルと位置付けられるが、タイムシフト機能を持つ製品はネットワーク経由で連携できるため、2台目、3台目としての需要にも応えられるという。
【訂正:2020年10月30日21時05分更新 ※チューナー数の表記を改めました】
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