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「ラクマ」が出品代行に対応 価格設定、撮影、出品、発送を丸ごと“外注”
楽天が「ラクマ」で、出品代行サービス「ラクまるっと」を開始。ユーザーが指定の集荷センターに商品を送ると、代行業者が査定して価格を決め、写真を撮って出品する。
楽天は10月29日、フリマアプリ「ラクマ」で、出品代行サービス「ラクまるっと」を始めた。ユーザーが指定の集荷センターに商品を送ると、代行業者が査定して価格を決め、写真を撮って出品する。商品が売れた場合は、運営側が売上額に応じて手数料を差し引き、残額をユーザーの口座に振り込む。
ラクマで不用品を売りたいが、手続きの煩雑さを懸念して利用に踏み切れない人に向けたサービス。ECにおける商品の発送を手掛けるフロンティアエンプロイメント(大阪市)が出品を代行することで、潜在ユーザーの利用を促進する。
同社は価格設定と出品手続きに加え、商品の梱包、購入者への発送なども代行する。集荷用の段ボール箱に収まる範囲であれば、複数の出品も請け負う。
出品代行サービスのユーザーには、本人確認と商品の事前審査を課す。売り上げの見込み額が合計3000円を下回る商品は出品を受け付けない。
手数料は、売れた際の価格が4999円以下の場合は1800円(税別、以下同)。5000円〜9999円の場合は、価格の12.5%+固定額(1250円)。1万円以上の場合は、価格の12.5%+固定額(2000円)となる。
出品から6週間が経過しても取引が成立していない商品は、運営側が「売れ残った」と判断。ユーザーの希望に応じて、着払いでの返送、発展途上国への寄付、破棄のいずれかを行う。
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